秦野市のカルチャーパーク内にある、大きなペコちゃんとポコちゃんが居る公園「ペコちゃん公園はだの」。
そして、「総合体育館」の名称で親しまれてきた体育館が突如「メタックス体育館はだの」と呼ばれるようになりました。
なぜ、このような名前がついているか気になりませんか?
本記事では、秦野市の施設の呼び方がなぜ変わったのか解説します。
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スポンサーが付けた名前が由来
結論から言えば、それぞれの名前は秦野市の「スポンサー」が付けた名前です。
秦野市では、各企業がスポンサーとなり財政支援をすることで、秦野市の公共施設に愛称をつける権利を得る「ネーミングライツ」というシステムを導入しています。
つまり、各企業は年間50万円~150万円の支援金を払い、好きな名前を施設に付けているのです。
- 株式会社不二家→ペコちゃん公園はだの
- 株式会社メタックス→メタックス体育館はだの
といった感じ。
秦野市のネーミングライツ施設と企業
2022年6月29日現在、秦野市が企業と契約を結んでいるのは6施設。
- カルチャーパーク 野球場
- カルチャーパーク 中央こども公園
- 文化会館
- 総合体育館
- おおね公園
- くずはの広場
施設名 | 愛称 | パートナー | 愛称使用期間 |
---|---|---|---|
カルチャーパーク 野球場 | 中栄信金スタジアム秦野(略称 なかスタ) | 中栄信用金庫 | 2018年4月1日から5年間(年額150万円) |
カルチャーパーク 中央こども公園 | ペコちゃん公園はだの | 株式会社不二家 | 2018年5月1日から5年間(年額100万円) |
文化会館 | クアーズテック秦野カルチャーホール | クアーズテック株式会社 | 2019年10月1日から5年2ヶ月間(年額150万円) |
総合体育館 | メタックス体育館はだの | 株式会社メタックス | 2021年11月1日から5年間(年額150万円) |
おおね公園 | NITTANパークおおね | 株式会社NITTAN | 2022年4月1日から5年間(年額150万円) |
くずはの広場 | 秦野ガス・ネイチャーパークくずは | 秦野ガス株式会社 | 2022年4月1日から5年間(年額50万円) |
それぞれどんな企業なのか、ざっくりと説明していきましょう。
中栄信用金庫(カルチャーパーク 野球場)
本店が秦野市にある信用金庫です。
「なかしん」などの愛称で親しまれています。
カルチャーパーク内にある野球場の愛称を名付ける権利を持っています。
「中栄信金スタジアム秦野(略称:なかスタ)」
公式サイト:中栄信用金庫
株式会社不二家(カルチャーパーク 中央こども公園)
株式会社不二家は言わずと知れた、洋菓子ブランド「不二家」の製造会社です。
不二家のマスコットといえばペコちゃんとポコちゃん。
長いローラー滑り台のある、カルチャーパーク 中央こども公園の愛称を名付ける権利を持っています。
「ペコちゃん公園はだの」
公式サイト:株式会社不二家
クアーズテック株式会社(文化会館)
クアーズテック株式会社は、耐火物のメーカー。
本社は品川にあり、秦野市内に事業所もあります。(曽屋の工場地帯の中)
クアーズテック株式会社は文化会館の愛称を名付ける権利を持っています。
「クアーズテック秦野 カルチャーホール」
公式サイト:クアーズテック株式会社
株式会社メタックス(総合体育館)
株式会社メタックスは厚木市に本社をおく、プロパンガスの会社。
総合体育館の愛称を名付ける権利を持っています。
「メタックス体育館はだの」
公式サイト:株式会社メタックス
株式会社NITTAN(おおね公園)
株式会社NITTANは秦野市曽屋に本社工場をおく、エンジンバルブの製造会社。
おおね公園の愛称を名付ける権利を持っています。
「NITTANパークおおね」
公式サイト:株式会社NITTAN
秦野ガス株式会社(くずはの広場)
秦野ガス株式会社は本社が秦野市にあるガス会社。
秦野駅の周辺にある丸いガスタンクを目にした方は多いのではないでしょうか。
くずはの広場の愛称を名付ける権利を持っています。
「秦野ガス・ネイチャーパークくずは」
公式サイト:秦野ガス株式会社
なお、くずはの広場では例年ほたるを見ることができます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
秦野市でホタルが見られる場所4選【穴場あり】「ペコちゃん公園」や「メタックス体育館はだの」の由来:まとめ
以上、秦野市内にある馴染みのある公共施設が突然名前が変わった理由は「ネーミングライツ」というスポンサーシステムでした。
今後もそういった施設が増えていくと予想されます。
気になった方は、秦野市公式ページでチェックしてみてください。